文系出身の私が基本情報技術者試験の対策方法を教えます!

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皆さん、こんにちは!

エンジニアのくせに、情報系の勉強をしてこなかったミーコです(笑)

さて、今回は約一年前(2018年4月)に私が受かった「基本情報技術者試験」の対策方法をお教えしたいと思います。

私は元々法律学部出身で、情報系の知識は全くなかったのですが、それでも半年ほどの勉強で合格できたので、その経験をもとに対策方法を教えます。

「上司から取ることを進められているけど、 情報系の知識がないからどうやって勉強すればいいかわからないよ😭」

「未だ学生だけど、就職を有利にするために基本情報技術者試験をとっておきたい!」

このような方に、全く知識がないけど基本情報技術者試験に合格する方法を教えます!

私のスペック

「そもそもお前誰だよ」という方に、私のスペックをお伝えします。

職業:
システムエンジニア
年齢:25歳 (合格時の年齢:24歳)
出身学部:
法学部
基礎知識:会社に入社(2017年12月)するまで、ほとんどIT関係の知識なし
勉強期間:6か月 (2017年11月~2018年4月)
勉強時間: 平日:1~2時間 休日:5時間
合格した時の得点:午前問題:72点
午前問題:76点

私の合格証書をここに載せておきます。

まあ、合格するとこんな感じの証明書が来ます。

国家資格なのに結構ペラペラなので、あまり合格してやったぜ、みたいなものはないですね(笑)

基本情報技術者試験の概要

基本情報技術者試験のこと自体よくわかってないよ」という方に、当試験の概要を載せますね。

基本情報技術者試験とは

基本情報技術者試験(きほんじょうほうぎじゅつしゃしけん、Fundamental Information Technology Engineer Examination、略号FE)は、情報処理の促進に関する法律第29条第1項に基づき経済産業大臣が行う国家試験である情報処理技術者試験の一区分。対象者像は「高度 IT 人材となるために必要な基本的知識・技能をもち,実践的な活用能力を身に付けた者」。


情報処理技術者試験制度のスキルレベル2(スキルレベルは1から4が設定されている。)に相当する。2000年度(平成12年度)までの名称が第二種情報処理技術者試験であったことから二種という略称を用いる人もいる。

wikipedia引用

基本情報はIT企業に新卒で入社した人や、情報系の専門学校で就職のために取らされることが多いものですね。

この試験に合格するメリットは以下の通りです。

  • 資格手当がもらえることがある
  • ITの基本的な知識が身につく
  • 就職・転職に有利に働く

特に資格手当が多く設定されている会社に所属している方は是非取っておきましょう。

なぜなら、国家資格であるにもかかわらず、どんなに低能な人でも、キチンと対策しておけば必ず合格ができる資格だからです。

私も、月一万の手当がつくので基本情報試験の合格を目指しました。

お金がもらえるとなると、やはりモチベーションがわきますよね。

試験形式

基本情報技術者は午前、午後問題で別れています

午前問題:試験時間150分。 四肢択一式(マークシート
使用)で80問出題され全問解答。
素点形式で採点され60点以上で合格。
午後問題:試験時間150分。
素点形式で採点され60点以上で合格。

この中で、難問なのは午後問題です。

理由は、午前問題は過去問から全く同じ問題が出題されるのに対して、午後問題は毎回新しい問題が出題されます

さらに、午後問題は情報系に疎い人にはよくわからないアルゴリズムやプログラミング問題が必須回答になっています。

その点で、午後問題は午前問題よりも対策がしづらいといえるでしょう。

午後問題の詳細な対策方法は後述します。

合格率

ここ数年の受験数は、だいたい5万人前後に落ち着いています。
合格率については10%台だった旧制度時よりアップしており、20~30%程度となっています。

http://proengineer.internous.co.jp/content/columnfeature/3749

上記サイトに各年度の詳しい合格率が記載しております。

それによりますと、例年20~30%の合格率で推移しているようですね。

結構低い合格率だと思われますが、試験に申し込むだけで試験会場には受けに来ない人、最初から合格を諦めている人が多数いるので、実際の合格率は30%ぐらいだと思います。

試験に申し込むだけなどの人が多い理由ですが、新卒や専門学校にいっている方が強制的に取らされてることが多いので、申し込んだだけで実際は勉強はしていない人が一定数いるからでしょう。

午前問題対策

基礎知識を身に着ける

基本情報の午前問題の対策ですが、何はともあれ参考書を読むことから始めましょう!

インプットがめんどくさいから、問題を解くことから始める人がいますが、私はあまりオススメしません。

なぜなら参考書を読むことから始めれば、 体系的な知識を身につけることができます。

また、体系的な知識を身につけた状態で問題を解くことは知識を定着するのに利用できます。

しかし、問題を解くことから始めると、問題から知識を得ようとするのが難しいので、問題の答えを暗記することになりがちです。

なので、まずは参考書で知識を身に着けることから始めましょう!

オススメの参考書はこちらです。



私は、「かんたん合格基本情報技術者試験」のほうを読んで勉強しました!

ただ、午前問題はアウトプットのほうが大事になるので、参考書は一周したらすぐに問題に取り組みましょう!

基礎知識を身に着けた後は過去問をひたすらやりましょう!

参考書を読んで、基礎知識を身に付けた後はひたすら過去問を解きまくりましょう!

午前問題は一つ一つの問題はそれほど難しくないので、お金をかけずにネット上のサービスを利用して対策しましょう。

具体的には、こちらの「過去問道場」がオススメです。

https://www.fe-siken.com/fekakomon.php

「過去問道場」は試験回や、分野を絞って午前問題の過去問を解くことができます。

さらに、アカウントを作成すれば間違えた問題だけに限って、出題することができたりと、無料のサイトとは思えないほど機能が充実しています。

これを使わない手はないでしょう!

直近の問題はやらない

ここで、過去問演習するときの注意点を伝えます。

それは、過去問を解くときは直近の問題は解いてはいけないということです。

基本情報技術者試験は、既出の問題を使いまわすことがあるのですが、直近2年間の問題は流用しません。

なので直近の問題はやらずに、3期前[efn_note]2019年春期の試験を受験するなら、2017年秋期の問題[/efn_note]の問題からさかのぼってやりましょう!

このことは、「過去問道場」を運営しているサイトの統計情報でも確認することができます。

https://www.fe-siken.com/fetoukei.html

こちらのサイトの「午前問題の過去問流用の統計」の所を確認してみてください。

紙の問題でやりたい人は?

読者の中には、本番と同じように紙面上で問題を解きたいという方もいらっしゃるでしょう。

そういった方には、実際の過去問を解説している問題集を買いましょう。



この際、予測問題集は買わないことをオススメします!

なぜなら、予測問題はあくまでも予測であって実際にその問題が出るわけではありません。

しかも、過去問からの流用が多いのですから、実際の過去問を解く方がいいにきまってますよね。

午後問題対策

難しさは圧倒的に午後問題 > 午前問題!

基本情報技術者試験の概要」の所でも語りましたが、基本情報技術者試験は午前より午後問題の方が大変です。

その理由は2つあります。

  1. 午前問題は過去問から全く同じ問題が出題されるのに対して、午後問題は毎回新しい問題が出題されます
  2. さらに、午後問題は情報系に疎い人にはよくわからないアルゴリズムやプログラミング問題が必須回答になっています。

以上の理由で、午後問題対策は過去問をひたすら解いていけばよかった午前問題よりも、しなければならないことが多くあります。

特に、情報系に疎い人にとってはアルゴリズム問題やプログラミング問題の対策はキチンとしなければなりません。

午後問題の試験範囲

ここで、午後問題にどのような問題が出題されるか確認してみましょう!

問題番号出題内容必須OR任意
問1: 情報セキュリティに関する問題 必須
問2-問7: ハードウェアソフトウェアデータベースネットワーク、ソフトウェア設計、
プロジェクトマネジメント、経営・関連法規など
6問から4問を選択して解答
問8: 擬似言語と言われる簡略化されたコンピュータ言語を用いた応用問題 必須

問9-問13:

C言語COBOLJavaアセンブラ表計算
※2020年春期からはCOBOLが廃止され、Pythonが追加される。
5問から1問を選択して解答

このうち私がアルゴリズム問題と呼んでいるのが問8
プログラミング問題と呼んでいるのが、問9-13のことです。

ここからは、アルゴリズム問題とプログラミング問題に焦点をあてて、対策法を記載していきます。

アルゴリズム問題

まず、アルゴリズムから解説していきます。

アルゴリズム問題は、そもそも基礎知識がない人にとっては問題を読んでもさっぱりわかりません。

また他者さまのサイトになってしまいますが、実際に平成30年秋期に出題されたアルゴリズム問題をご覧ください。

https://www.fe-siken.com/kakomon/30_aki/pm08.html

パッと見ただけでも、わけのわからない図形や文字がずらずら羅列されていますよね?

解説を読みながら解いていく方法もありますが、人間は理解度の低いものに対しては拒否反応が起こりやすく、そもそも読んでみる気が起こらないですよね?

なので、午前問題と同じことを言いますが、アルゴリズム問題はまず基礎知識を身につけましょう!

こちらの参考書がオススメです!


この福島先生の集中ゼミは、アルゴリズムの基本的な解き方から始まり、応用的なアルゴリズム基本情報技術者試験に出題された過去問をわかりやすい説明で解説してくれています。

私もこの本を最初から最後まで理解したおかけで、本番の試験ではアルゴリズム問題は満点をとることができました!

文系出身だったので、満点がとれたことは自分自身でもびっくりしています!

なので、アルゴリズム問題はまずこの本を買って基礎知識を身に着けることから始めましょう。

そのあとは、ひたすら過去問を解き続ければ本番に受かれるほどの実力がついているはずです。

プログラミング問題

基礎知識がない人は、表計算を選択しましょう

アルゴリズム問題の次は、プログラミング問題について解説します。

プログラミング言語は、以下の問題から一つ選んで回答します。

C言語
COBOL
Java
アセンブラ
表計算

C言語Javaなどのプログラミング言語について知識がない人は表計算を選択しましょう!

将来のために、C言語Javaを勉強して受験しようとしてもいいのですが、内容が難しいので、問題が解けるレベルになるまで半年~1年は掛かると思ったほうがいいです。

資格受験は合格することが目的です。

自分の将来のスキルに目を向けて頑張ることはいいのですが、それは合格してからでもできますよね。

今は戦略的にどうやったら合格できるかを最優先に考えて、資格取得してからスキルを磨いていきましょう!

表計算をオススメする理由

表計算を選択することを奨める理由ですが、それはC言語Javaみたいにプログラミングの知識がいらなくて、Excelの関数を一般的に使いこなすことができれば得点できるからです。

例えばIF関数や、VLookUp関数等Excelを利用する人なら、当たり前に使用する関数の仕組みを知っていれば、表計算は得点できます。

それでも、表計算特有の表現とかはあるので過去問演習は避けては通れないのですが・・・

Excel関数なんか知らないよ」という方は、こちらの問題集をやりましょう!


私もこちらの問題集を買って、表計算を攻略したのですが、表計算に使用される関数を網羅してあり、実際の過去問で演習もできるので実践的かつ網羅的な知識を身に着けることができました。

そして、問題集をやり終わったらアルゴリズム問題と同じようにひたすら過去問を解き続けて本番に合格できる実力をつけましょう!

【最新情報】プログラミング問題のCOBOL廃止、代わりにPythonが加わります

2020年春期試験から、基本情報の午後問題に出題されていたCOBOLが廃止され、代わりにPythonが追加されます。

IPAの発表によるとCOBOLを廃止する理由は以下の様です。

  • COBOL」について、教育機関等における指導言語としての利用の減少、本試験における受験者の選択率の極端な低下により、2019年の秋期試験をもって出題を廃止

pythonが追加される理由は以下の様です。

実際、COBOLが使用されている現場は減っているでしょうね。

前世代でしたら、保守体制である銀行や保険業界で使用し続ける所が多かったとは思いますが、現在はもうCOBOLでシステムを開発することはないですからね。

妥当な判断だと思います。

それに、Python人工知能機械学習はもちろんWebアプリケーション開発、業務効率化、組み込み開発等オールラウンダーに利用できるプログラミング言語ですから、勉強し始めるのに向いていると思います。

詳しい内容はこちらのサイトを参照してください。

https://www.ipa.go.jp/about/press/20190124.html#L4

試験前日、当日の過ごし方

試験前日の過ごし方

ここまで試験対策方法についてお書きしましたが、ここからは試験前日と当日の過ごし方を書いていきたいと思います。

まず試験前日ですが、以下の点に注意しましょう!

  • 良く休んで、体調を整えておく!
  • 余計な勉強はしない!

試験は一発勝負ですから、当日に熱を出していつもの実力を出せなかったらとてももったいないです。

ですから、試験前日には一切勉強することはせず、体調を休ませるために本気を出しましょう(笑)

試験当日の過ごし方

試験当日の過ごし方ですが、以下の点に注意しましょう!

  • 試験会場には早めにいく!
  • お昼ご飯は会場に行く前に買っておこう!
  • 自分を信じる!

試験当日は、事前にどれだけ知識を覚えておけるかが重要です。

なので、早めに会場入りして参考書を眺めて今まで勉強した内容を思い出しておきましょう!

そして、基本情報技術者試験は午前問題と午後問題との間にお昼休憩が1時間あるのですが、その時間帯は近くのコンビニ等は人で一杯になります。

そうなってしまったら、コンビニでおにぎりを買うのに時間がかかってお昼休憩はご飯を買って食べるだけの時間になってしまい、勉強の時間をとれなくなります。

そうならないように、あらかじめ会場入りする前にコンビニなどでお昼ご飯を買っておき、お昼になったらすぐに食べて勉強する時間を作りましょう!

そして、精神論になってしまうのですがとても大事なことを伝えます。

それは、自分を信じることです!

自分を信じないやつは努力する価値はない!という国民的名作漫画に出ているキャラクターも言ってましたよね?

また不安になった状態よりも、自分の力を信じているほうが実力を出せますよね!

「今まで頑張ってきた自分だから大丈夫!」 
「自分には受かるほどの実力がある!」

そう思って、試験に臨みましょう!
あなたなら大丈夫です!

まとめ

この記事ではこのような内容を書いてきました。

  1. 試験の概要
  2. 午前問題対策
  3. 午後問題対策
  4. 試験前日、当日の過ごし方

私が基本情報技術者試験に受かったメソッドをここまで余すことなく書いてきました。

文系のど素人である私が半年の勉強期間で合格できたのだから、これを読んでいるあなたもこの記事の方法で勉強すれば、必ず合格できます!

長い記事を最後まで読んでくださってありがとうございます!

では、さようなら!