できない先輩について

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私の仕事内容

前の投稿でもお話ししましたが、私は現在データベースから必要なデータを抽出し、編集し、下流システムに受け渡す中間システムの仕事をしています。

下流のシステムは銀行が持っている債権が回収できるか否かということを、信用リスクの観点から判断しています。

そこで、私が所属しているシステムが、種々多様なシステムから集めたデータを編集して渡すことによって、信用リスクを判断しやすくしているのです。

私たちのチーム

この中間的な立ち位置にいる私たちのチームですが、現在は8人構成で各々明確な役割をもって、上司の指示を聞きながら自分の仕事をこなしています。

先輩が担当している仕事について

話は変わりますが、私の先輩は要件定義と呼ばれる工程を担当しています。
要件定義とは以下のように定義されています。

要件定義 とは、システムやソフトウェアの開発において、実装すべき機能や満たすべき性能などを明確にしていく作業のことです。
ユーザ部門から要求を引き出し、システムに実装するべき機能を整理します。
整理した内容をもとに、業務フローや業務シナリオを作成し、ユーザ部門と認識の齟齬がないことを確認します。

https://www.jtp.co.jp/techport/2016-07-27-002/

通常、日本のSIer企業では以下のような手順でシステムの開発が行われることが多いです。

  1. 要件定義
  2. 設計
  3. 開発
  4. 保守

このような工程で行われるので、最初の工程である要件定義はとても重要です。

ここがしっかりしていると、後の工程は順風満帆に進むことができます。
しかし、逆にここが中途半端なままで進んでしまうと、後の工程がぐちゃぐちゃになりまさに暗礁に乗り上げてしまうことになってしまうのです。

なぜ怒られているのか

タイトルにも記載されていますが、先輩は今上司の逆鱗に触れている状態です。

なぜ、怒られているのかと言うと、一言で言えば問題解決能力がないのです。

要件定義のリーダは、わからないことを上司や先輩やユーザーに積極的に聞いて解決していく問題解決能力を求められるのです。

しかし、先輩はわからない所があったらそこで止まってしまうのです。
「わからない・・・どうしよう💦」「どうしたら体裁良く振る舞えるだろうか?」といった枝葉末節の部分に注目して問題を解決できないのです。

また、この前はついに上司言われてしまったのです。

「お前にはリーダは無理だ」

この一言に先輩は

「そうですね・・・ハハ、私には無理です」

といったのです。

そもそも、先輩は仕事にプライドがないのでは?

上にあげた通り先輩は、問題解決能力がなく、また仕事に関して、それほどプライドを持っていないようです。

しかし、私が見る限り一般人としてどこか欠けているようには見えません。

また仕事に興味を持っていない人に対して、叱咤激励して目的を達成させようとする上司の態度にも少し問題があるのではないかと思います。

(しかし、上司は先輩の面倒を見る立場で、要件定義のリーダとして活躍してほしいという気持ちがあることも知っていますが・・・)

仕事ができない人はどうやって輝けば良いの?

現在の日本では、仕事ができない人はどこか劣等種として見られてしまっている気がします。

でもよくよく考えれば仕事ができないことがなぜ、そんなにいけないことなのでしょうか?

仕事ができない人を見て、他のひとは自分にできることがなぜできないのだろう、とても簡単なことなのに・・・と思うのでしょう?

そうだとしたら、とてもおこがましいことだと思います。

皆できることがその人にもできるとは思いません。
人それぞれできることは違います。

仕事が得意な人、話すのが得意な人、文章が書くことが得意な人、音楽を弾くのが得意な人・・・様々なひとがいるのです。

なぜ、それを考慮しないで一緒くたにして考えるのでしょうか?

とても不思議です。皆それぞれの違いを受け入れて、その人が本当に輝いていけるように配慮してあげればいいのに・・・

まだ続けたいと思います

書き始めたら、筆がとまらない話題になっていました。

また仕事ができない人が輝くためにはどうすればよいかという点に絞ってまた記事を書きたいと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございます。
またお会いしましょう。